Stage Information:SAKURAI Ikuya/CROSS-SECTION
また、櫻井郁也のblogではhttp://blog.goo.ne.jp/cross-section作品プロセスや近況など随時掲載しております。ぜひご注目ください。
櫻井郁也ダンスソロ
『夜』Premonition
2017年 7月29日(土)20:00 7月30日(日)19:00
plan-B 〈東京・中野〉
SAKURAI IKUYA DANCE SOLO ”Premonition”
29th and 30th, July, 2017 at plan-B, Tokyo
Dance, Lighting, Sound = SAKURAI Ikuya, Art installation, Costume = SAKURAI Emiko
Production = cross-section, Coproduction= plan-B
こわれたことばに。
おとのないとどろきに。
みえないはかいに。
夜に。
あすの、
内乱のよかんに。
からだの、
底にささる、ふるえに。
(作品ノートより)
「夜」、という名のこのダンスにそえたPremonition(プリモニション)という言葉は、「胸騒ぎ」とか「あやうい兆し」といったようなニュアンスの英語だけれど、それは、僕が今もはやジッとしていることができずに、そして抑えても鎮めようとしても凸発しそうな、この「オドリ衝動」から乱想されたことばの一つで、それは、現在の「よのなか」あるいは「ひと」を浸蝕しはじめている一種の「キキ(危機)」が洪水のように、わたくしの「身体の根の底」に、流れこみつつある、ことを示唆しているのかもしれない。そのような「内奥のどよめき」から出発して「オドリ」として舞台に向かおうとしている「本作」、つまりいま試みようとしている「このダンス」としか呼び方のわからないコレは、いま「体」が予感している「なにか」、体から抽出するしかない「ナニカ」にちがいない。「身」でしかコミュニケートできない「ナニカ」。いま世の、この、ブレーキが利かない墜落カンカクのなかで、体の振動だけで、そのほかには認識しようのないナニカ。いきをころして、いや、いきを聴き取るように、して知覚しようとしているナニカがある。あるのだと思う。細胞のうづきから、骨のキシミから、身をゆするナニカ。眼球に、鼓膜に、骨に、直接ひびくナニカ。まるで言葉にできそうもない、神経の、肉の、血液の、底の底にふるえている焔(だんす)をさがしてみたい。
櫻井郁也2017
公演名 櫻井郁也ダンスソロ『夜』Premonition
日時 2017年 7月29日(土)20:00開演 、7月30日(日)19:00開演
(2日間2回公演)
*ロビー開場は開演20分前です。開演直前に整理番号順のご入場となります。(前売・予約の方優先)
*演出効果の関係上、開演後にいらした方はすぐにご入場できない場合がありますのであらかじめご了承ください。
*上演時間は1時間強を予定しております。
会場 plan-B (中野区弥生町4-26-20モナーク中野B1)Tel/Fax 03-3384-2051
■access■
□東京メトロ丸の内線中野富士見町駅下車徒歩7分 地図
□JR中野駅南口より京王バス1番 渋谷行/新宿駅西口行約10分「富士高校前」下車すぐ
□渋谷駅よりバス30分(47番乗り場・京王バス [渋63]幡ヶ谷経由 中野駅南口行・富士高校下車スグ前)
□新宿駅よりバス20分(西口20番乗り場・京王バス [宿45] 中野駅南口行・富士高校下車スグ)
◆料金
・予約/当日払い=2,800円(各回前日までにお願いします)
※お申し込み後、当日会場受付でのお支払い〜チケット発行となります。
・学割予約=2,000円(中・高・大・専)→入場時に学生証提示。
※予約なき場合は一般扱いです。
・当日券=3,000円(開場時販売)
※公演日に先着順にて販売いたします。枚数に限りがありますことをご了承ください。
*各回50席まで。
*お席のご案内は前売・予約の方を優先させていただきます。
◆チケット申込・ご予約(受付終了)
◆ 最新情報(残席の状況、当日券の発行状況など。作品構想、活動記録、 なども随時記載しております)
◆お問合せ
十字舎房・事務所
juujishabou★gmail.com(★→@)
plan-B
Tel 03-3384-2051(公演日のみ:土曜10時〜/日曜15時〜)
*公演会期中のお問い合わせはこちらのみの対応となります。
【プロフィール】
《櫻井郁也》サクライ イクヤ
舞踊家。1964年、奈良県生。笠井叡に師事。
1994年、初公演「深き淵より-霧 / 雨ノ木」。1997年、美術の櫻井恵美子と共にダンスアートユニット「十字舎房(cross-section)」を設立。
以後、共同で創作活動を行い「非暴力と不服従へのダンス」全4作(2001~03)「器官なき身体phase1」(2010)「HAKOBUNE・方舟」(2012)など40作以上のダンス作品を発表。
独自の公演のほかに、NHK教育番組での振付・テキスト執筆(2002~07放送)、「ダンス白州」フェスティバル(2001,2006~09)での連続野外ソロ、「越後妻有アートトリエンナーレ」(2012)などのフェスティバル参加、長崎原爆70年忌公演(2015)など、多様な活動を重ねる。
2006年、ポルトガル2都市招聘公演。2012年秋、ルクセンブルク招聘公演およびワークショップ。他分野では、映像作品「幻」でミュンヘン国際学生映画祭(87)審査員特別賞を受賞。
日本大学芸術学部卒。同・芸術研究所修了。オイリュトミーシューレ「天使館」第一期修了。
ダンス・光・音:櫻井郁也、美術・衣裳:櫻井恵美子
スタッフ:小林智美、新多至、秋葉美香
企画制作=十字舎房、共催=plan-B
「からだひとつ」からはじまるなにか。ソロダンスの可能性を追求しつづける先鋭的ダンサー・櫻井郁也が最新作を上演いたします。この〈plan-B〉でのシリーズ公演は、2001年9.11に触れて上演された《非暴力と不服従のダンス》を起点に15年以上つづけられる連続新作上演であり、櫻井の活動軸として海外や各地への展開の始発点ともなってきました。身体と思考の溶鉱炉としての「現場」に、そして、長年にわたり練り上げられた肉体による研ぎ澄まされた「オドリ」の最前線に、ぜひお立会いください。 (十字舎房・制作部)
★近年の作品★
(特記なきものはすべて、美術=櫻井恵美子、共催=plan-B、上演地=東京)
2006:
『TABULA RASA』
(ポルトガル招聘公演/音楽=田ノ岡三郎)
2010:
『器官なき身体・phase1』
(楽曲提供=福島諭)
2011:
(音楽=田ノ岡三郎)
2012:
『むすび:天地礼讃内景』
(越後妻有アートトリエンナーレ/美術=瀧澤潔)
『コドモの領分』
(横浜国立大学附属鎌倉小学校
/美術=西川昌和、音楽=寒川晶子)
『Hakobune:方舟』
(ルクセンブルク招聘公演)
2013:
(ルクセンブルク大使館
/美術=David Brognon、Stephany Rollin)
2014:
『記憶の海をわたることから』
(いちはらアートミックス/美術=瀧澤潔)
(楽曲提供=田ノ岡三郎)
2015:
『サイレントシグナルズ』 『弔いの火- こどもたちのための70年目の
(長崎原爆70年忌/長崎大村市立松原小学校
/美術=瀧澤潔)
2016:
『記憶の海をわたることから』(いちはらアートミックス)2014
『失われた地へ』(東京)2015
『緑ノ声、ヲ』(東京)2016
SAKURAI IKUYA DANCE SOLO
”Premonition”
29th and 30th, July, 2017 plan-B, Tokyo
Dance,Choreograph, Lighting design, Sound and music composition = SAKURAI Ikuya, Art installation and Costume = SAKURAI Emico, Production = CROSS-SECTION, Coproduction= plan-B
To our broken words
From inside the darkness of the night
To invisible destruction
While feeling a premonition of civil war
To our lost songs
From the vibration inside the body (notes by Sakurai Ikuya)
【schedule】Saturday,29th July. 20:00 start / Sunday, 30th July. 19:00 start ※open=20min. before start
【venue】Alternative space "plan-B" (4-26-20 Yayoicho nakano Tokyo) MAP
【access】
□ 7 minutes walk on Nakano-dori street from Nakano-Fujimicho station (Subway, Marunouchi Line).
□ 1 minute walk from Fujikouko-mae bus stop (Keio Bus, line No.1 from JR Nakano station to Shinjuku or Shibuya)
【Fee】 ¥3000 ( ¥2800 reservation )
TICKET RESERVATION (need your Name and Date : Sat.29 July. or Sun.30 July.)
contact: CROSS-SECTION_Email
※day of the performance=planB TEL 03-3384-2051
Sakurai Ikuya is a dancer/choreographer based in Tokyo. He became a pupil of Kasai Akira . In 1997, he has created a company with artist Emiko Sakurai a company “Sakurai Ikuya/CROSS-SECTION”. Until this date, he has created and performed more than 40 dance pieces, and also has been teaching professionals and amateurs, through exploring the new possibilities of butoh. 2000: Participated in "Theater X(cai)" International Dance Festival Tokyo. 2001and 2006-2009: participated continuously in "Dance Hakushu" Festival directed by Tanaka Min. 2002: Choreographed for NHK educational TV Program. 2006: Invited from 10th “a sul” Contemporary Dance Festival in Portugal. 2012: participate in Echigo-Tsumari Art Triennale Niigata Japan. 2012: Invited from "Centre culturel régional Dudelange", and "Centre de Création Chorégraphique Luxembourgeois" , LUXEMBOURG.2014: participated in Naka-Boso International Art Festival Japan. 2015: Invited from NAGASAKI for the Day of the Atomic Bombing. Works 2005〜2016
I pursue my dance works to be “a body as zero” on stage. It is a pure and innocent body, which has no individual background, no generation, no border, and even no identity. It is a body for resonance, and it is like a natural phenomenon, which is changing continually like fire or earth. I think dance is the art of dynamics. The moment “a body as zero” starts moving with the new power of life created by the operation of music, lights, and the space, I think that is the beginning of dance. Dance is like a correlation between rising and vanishing energy on a purified body and the way it becomes is just like primitive rites or meditations seeing unknown imagination.-----Sakurai Ikuya
★関連リンク★ 全作品歴、過去のご感想や批評リンク 、 過去公演の写真や作品ノートなど
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Recent Performance 2017 下記は2017年7月公演の記録です