地に立つこと、

ひとつの命であること、、、。

ソロダンサー・櫻井郁也の最新作を上演いたします。 櫻井は、舞踏のパイオニアの一人である笠井叡に師事ののちコンテンポラリーダンス/舞踏のフィールドにおいて1997年から独立した公演活動を行なってきたダンサーで、コンスタントな独舞上演を通じて「個」からはじまるもの、「ひとつのからだ」による表現の可能性を追求し続けています。 今回の作品『トラ・ラ・ラ』(TORA LA LA)は、タイトルにも暗示されるように、こみあげてくる衝動やリズム、無秩序に溢れるイメージの断片などが、そのまま身体運動に拡大されてゆく独創的な作品で、その根底には現代に充満する不条理や狂気、そして不気味な予兆が漂っています。

  

櫻井郁也ダンスソロ 

トラ・ラ・ラ

SAKURAI IKUYA DANCE SOLO ”TORA LA LA”

2019年 4/6(土)20:00 4/7(日)19:00

        plan-B 〈東京・中野〉

6th and 7th April, 2019 at plan-B, TokyoProduction = CROSS-SECTION,  Coproduction= plan-B


  

■公演基本情報■ 


公演名: 

櫻井郁也ダンスソロ『トラ・ラ・ラ』

出演・構成・振付:櫻井郁也

美術・衣裳:櫻井恵美子

照明・音響制作・作曲・演奏:櫻井郁也

オペレーション:櫻井恵美子、 新多至

スタッフ: 秋葉美香、 新多至、柴田花子 、小林智美


企画制作=十字舎房

共催=plan-B

日時 2019年 4月6日(土)20:00開演 、4月7日(日)19:00開演  

会場  plan-B  東京都中野区弥生町4-26-20モナーク中野B1 Tel 03-3384-2051(公演日のみ)
access
□東京メトロ丸の内線中野富士見町駅下車徒歩7分。中野通り沿い、ジョナサン中野弥生町店のすぐ先。 地図 Map
□JR中野駅南口よりバス10分(京王バス1番 渋谷行/新宿駅西口行「富士高校前」下車スグ)

渋谷駅よりバス30分(47番乗り場・京王バス [渋63]幡ヶ谷経由 中野駅南口行・富士高校下車スグ)

新宿駅よりバス20分(西口20番乗り場・京王バス [宿45] 中野駅南口行・富士高校下車スグ)


■関連webサイト■

NEWS 最新情報 (お席の状況、作品プロセス、写真、お客様へのお知らせなど)


 

【プロフィール】

《櫻井郁也》サクライ イクヤ

舞踊家。1964年、奈良の旧市街に生まれる。

笠井叡に師事。吉岡実追悼「聖あんま断腸詩編」、「セラフィータ」、「北米・中南米ツアー」をはじめとする舞踏公演のアシスタントを経て独立。モダンダンスやオイリュトミーなどの舞台出演、音楽家や美術家などとのコラボレーションを重ね、1994年に最初の単独公演『深き淵より』二部作連続上演を行なう。

1997年、美術の櫻井恵美子と共にダンスアートユニット《十字舎房(cross-section)》を設立。以後、共同で創作活動を行い「非暴力と不服従へのダンス」全4作(2001~03)「器官なき身体phase1」(2010)「HAKOBUNE・方舟」(2012)など現在まで60作以上のダンス作品を発表。

独自の公演のほかに、NHK教育番組での振付・テキスト執筆(2002~07放送)、「ダンス白州」フェスティバル(2001,2006~09)での連続野外ソロ、「越後妻有アートトリエンナーレ」(2012)などのフェスティバル参加、長崎原爆70年忌公演(2015)など、多様な活動を重ねる。海外での単独公演として、2006年ポルトガル2都市招聘公演。2012年ルクセンブルク招聘公演およびワークショップ。他分野では、映像作品「幻」でミュンヘン国際学生映画祭(87)審査員特別賞を受賞。日本大学芸術学部卒。同・芸術研究所修了。オイリュトミーシューレ「天使館」第一期修了。

【櫻井郁也の近作】

(特記なきものはすべて、東京公演、美術=櫻井恵美子、共催=plan-B による)


2006:

『TABULA RASA』

         ポルトガル招聘公演(音楽=田ノ岡三郎)

2010:

『器官なき身体・phase1』 (楽曲提供=福島諭)

2011:

『TABULA RASA 2011』

東日本大震災祈念公演(音楽=田ノ岡三郎)

2012:

『Hakobune:方舟』

   ルクセンブルク招聘公演

『かつてなき結晶/3.11silent』

『むすび:天地礼讃内景』

   越後妻有アートトリエンナーレ(美術=瀧澤潔)

『コドモの領分』

           横浜国立大学附属鎌倉小学校・鎌倉なんとかナーレ

                      (美術=西川昌和、音楽=寒川晶子)

2013:

『青より遠い揺らぎ』

『ひかり-not here』

『Dance of the Dead:死の舞踏』                        

           ルクセンブルク大使館主催アートコラボレーション

     (美術=David Brognon、Stephany Rollin)

2014:

『記憶の海をわたることから』

    中房総国際芸術祭・いちはらアートミックス(美術=瀧澤潔)

『その血にきけ』

  『CHILD OF TREE』(楽曲提供=田ノ岡三郎)

2015:

『サイレントシグナルズ』        

『弔いの火-

    こどもたちのための70年目の8月9日ナガサキ

原爆70年忌/長崎大村市立松原小学(美術=瀧澤潔、企画=松原救護列車の会)

『失われた地へ』

2016:

『ホーリーバード』

『緑ノ声、ヲ』

2017:

『夜-Premonition』

2018:

『かなたをきく』(3〜4月公演、楽曲提供=福島諭)

『白鳥』SWAN(9月公演)

『絶句スル物質』

(11月、京都公演/京都場・藤井健仁 彫刻展 関連企画)


LINK〈舞台写真 stage photo〉

LINK〈作品リスト、ご感想や批評リンク一覧

   ENGLISH information

©CROSS-SECTION

本作をふくむ東京〈plan-B〉でのソロシリーズは、2001年9.11同時多発テロ事件に触れて上演された《非暴力と不服従のダンス》を起点に18年目の継続となります。 観客とダンサーが接近する空間で展開される高密度のダンスパフォーマンスは、個人が個人を見つめるダンスの現場として毎回高い評価を得ており、ポルトガル招聘公演(2006)、ルクセンブルク招聘公演(2012)、長崎原爆70年忌公演(2015)をはじめ、 海外公演や国内主要芸術祭などにもつながる活動基盤となってきました。研ぎ澄まされた肉体表現の鮮烈さを、ラディカルな世界観とともに展開される刺激的なダンス空間を、ぜひ、体験して下さい。

(十字舎房・制作部)

 LINK:過去の作品についての文章 

I pursue my dance works to be “a body as zero” on stage. It is a pure and innocent body, which has no individual background, no generation, no border, and even no identity. It is a body for resonance, and it is like a natural phenomenon, which is changing continually like fire or earth. I think dance is the art of dynamics. The moment “a body as zero” starts moving with the new power of life created by the operation of music, lights, and the space, I think that is the beginning of dance. Dance is like a correlation between rising and vanishing energy on a purified body and the way it becomes is just like primitive rites or meditations seeing unknown imagination.-----Sakurai Ikuya

schedule】

Saturday,6th April. 20:00 start / 19:40 open

Sunday, 7th April. 19:00 start / 18:40 open                                         

dur.=within90min.

venue】Alternative space "plan-B"

  (4-26-20 Yayoicho nakano Tokyo) MAP

【Fee】

・Door=3,000 yen

・Reserv=2,800 yen(pay on the day at theater)

・Student Reserv=1500 yen (need ID)


Contact】

CROSS-SECTION_Email 


Newest solo by Sakurai Ikuya as avant-garde dancer in Japan. The title was inspired from the poem written by Arthur Rimbaud.

Sakurai Ikuya is a dancer/choreographer based in Tokyo. He became a pupil of Kasai Akira . In 1997, he has created a company with artist Emico Sakurai a company “Sakurai Ikuya/CROSS-SECTION”. Until this date, he has created and performed more than 60 dance pieces, and also has been teaching professionals and amateurs, through exploring the new possibilities of butoh.


2000: Participated in "Theater X(cai)" International Dance Festival Tokyo. 

2001and 2006-2009: Participated continuously in  "Dance Hakushu" Festival directed by Tanaka Min.  

2002: Choreographed for NHK educational TV Program.

2006: Invited from 10th “a sul” Contemporary Dance Festival in Portugal. 

2012: participate in Echigo-Tsumari Art Triennale Niigata Japan.

2012: Invited from "Centre culturel régional Dudelange", and "Centre de Création Chorégraphique Luxembourgeois" , LUXEMBOURG.

2014: participated in Naka-Boso International Art Festival Japan.

2015: Invited from NAGASAKI for the Day of the Atomic Bombing.  Works 2005〜2017 

©CROSS-SECTION

速度になりたい。

息と息し、脈々たる鼓動を鼓動したい。

壊れた言葉と震えたい。

体に落下する死者と、

透明な暴力にあらがう子どもの、

極度の沈黙、と踊りたい。

ダンス、光の傷。

ダンス、未来の十字架。

(Notes by Sakurai Ikuya:2019)

©CROSS-SECTION

©CROSS-SECTION

©CROSS-SECTION

for anarchism

for innocence

for victims of violence

notes by Sakurai Ikuya)

©CROSS-SECTION

©CROSS-SECTION

©CROSS-SECTION

©CROSS-SECTION

©CROSS-SECTION

©CROSS-SECTION

かなたをきく 2018

白鳥 : 2018

Child of Tree  : 2014

TABLA RASA : 2006

白鳥 : 2018

©CROSS-SECTION

絶句スル物質 2018

SAKURAI IKUYA DANCE SOLO

TORA LA LA

6th and 7th April 2019 plan-B, Tokyo

Dance, Choreograph, Lighting design, Sound and music composition = SAKURAI Ikuya,

Art installation and Costume = SAKURAI Emico,

Production = CROSS-SECTION,  Coproduction= plan-B

© 2019 cross-section - All rights reserved.


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NEWS

Information from Sakurai Ikuya:櫻井郁也・ダンス最新情報    

more information, photo, text by artist

ステージ予定、ダンス写真、レッスン情報、エッセイなど、日々更新しております。



上演記録:2018年秋季の記録です。活動の一部としてご参照いただければ幸いです。

2018年11月 4日(日)京都公演( アートコラボレーション『絶句スル物質』

2018年 9月29日(土)〜30日(日)東京公演(ソロ『白鳥』   

©CROSS-SECTION

 近作記録 

(以下は2019年4/6〜7に開催いたしました公演の記録です)

聴こえないのにキコエてくる轟音がある。怒りとも痛みとも区別のつかない感情とともに、身をつらぬき透き通らせてゆくような「音」だ。いまを生きながら、世界中が、僕自身も、あちこちひび割れて壊れてゆきそうな感覚に襲われることがある。そのような感覚の「音」なのだろうか。あるいは未だ知らない未来からひびいてくる崩壊の轟音か。なにか巨大なものが到来する足音か。そのような響きが、そこはかとなく身を揺すり、このダンスを衝動した。響きは速度に、息に、鼓動に、あらゆる感覚に結びついて、無限のイメージを発してゆく。そこにルールはなく、ひたすら生死のベクトルが衝突しあうばかりだ。「トラ・ラ・ラ」というのは、アルチュール・ランボーの詩から引用した。このダンスこの身震いの根にある、聴こえぬ轟音に重なったのだ。いま身を振り揺さぶるこの轟音と、そこから生ずる無限の断想を、まとめたり解釈したり意味付けしたりしないで、身体スベテに拡大して、たとえばめちゃくちゃに、たとえば壊れたフラッシュライトのように踊ってみたいと思う。そして、速度になりたい。息と息し、脈々たる鼓動を鼓動したい。壊れた言葉と震えたい。体に落下する死者と、透明な暴力にあらがう子どもの、極度の沈黙、と踊りたい。と欲情し想い祈るのだ。ダンス、光の傷。ダンス、未来の十字架。ダンス、ダンス、ダンス、そして、そして、そして、、、。 (櫻井郁也 2019)

Stage Information:SAKURAI Ikuya/CROSS-SECTION


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櫻井郁也ダンスソロ

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We will be held the Next performance by SAKURAI Ikuya soon. Details will be published on this website !